アジア、その関係と歴史の総括
- 韓国、台湾、シンガポールなど経済がうまくいっている国々は、日本が戦前に統治したことのあるところばかりです
- たとえば半世紀前のあの太平洋戦争にしても、ただ敗れたがゆえに「日本が悪かった」というような短絡的な見方で片付けるだけでは、物事の本質は一向に見えてはこない
- 私は何も一〇〇パーセント、大東亜戦争を賛美するつもりはありません。あの戦争の発端は、西欧の列強に伍して軍事国家としての日本を維持することにあったことは確かでしょう
- 日本の左翼の連中が今でもしきりにアジアの人たちにかけた迷惑を反省するのもいいが、もう少し歴史の事実の総量を踏まえてものを言ったらいい
- アジアと日本の関係を考えるとき、いつになってもきまってさきの大戦への謝意の有無が取り沙汰されるのはどうにかならないものだろうか
アジアとの共生
- まずは円の使い勝手をよくしたり、傷を負ったアジアに日本の民業が投資を回復できるような努力を今すぐ始める
- できることしかしない、できないことはできるやつにやらせるというある種の安易さ、つまり覇気の欠如は古今東西の故事をひもといてみれば文明の廃退のはじまりです
- いつまでもいたずらにアメリカの収奪を許している必要がいったいどこにあるというのか
マッカーサー憲法の悪しき所産
- 個人主義の過剰な氾濫の背景には人権という強い衝動があるのです
- 憲法改正までに十年をかけるという意見が膾炙しているが、しかしそんな呑気なことでいいのだろうか
- その内になんとかなるだろう、誰かがなんとかしてくれるだろうという期待は、期待などではなしにたわけた責任放棄としか言いようがない
- そこで、憲法を一読すれば行政訴訟を起こしても無駄だと分かるように、私権に関する条項を修正することがまず必要だと考えます
二十一世紀の日米関係について
- 私たちはアメリカのように勝者至上主義ではない。アメリカがつぶれてしまってよいとは思っていない
- アメリカのむちゃな要求には「NO」と言えばよい
- いつの間にか日本は、国家としての意思表示を欠き、世界中のどこからも疎んぜられる「商人国家」に成り下がってしまった
- 日本がいつまでもアメリカの言いなりになっているということの意味を、日本人は、アジアのためにも深く認識しておかなければならない
- 私がアジアとの付き合いを主張し、アメリカにもはっきりものをいうべきだというと、日本国内ですぐにあいつは反米だという声が上がる
人生論
- 私はピアスを男がしているのを見ると嫌な気がする
- 男が「男」であることの条件のひとつは
- 持つべきものは良き友とか、男の友情は、この世で最も美しきもののひとつ、などというが、それなら実際にそんな友人を持つことの出来た男がざらにいるものだろうか
- 男同士の会話の中で聞く他人の過去の体験は、時として、どんな持ちもの以上にもうらやましく感じられることがある
- 男と女の違いの一つは、男は孤独に耐えられるが、女にはそれが出来ないということではないか
- はみだす人間、はみだす出来事があるからこそ逆に、大方の人間が安心してこもっていられる社会の枠が保たれているのじゃありませんか
- どれほどの人間が生命的、とまではいわぬにしてもその個性にのっとって生き生き暮らしているものなのか
- 人間が生きるということは他人とかかずり合うことの煩わしさでしかなく、さらに言い換えれば自我の磨耗でしかない
- 落水覚悟で命綱もつけてかからなければならぬ相手の方が、満足も納得もあるだろうに
- 「女は早いけどねえ、男は、少なくとも半年はかかるからね、忘れるためには」
- 男は、何であろうと別れた女を気にするが、女は殆ど気にしない
人間について
- はみだす人間、はみだす出来事があるからこそ逆に、大方の人間が安心してこもっていられる社会の枠が保たれているのじゃありませんか
- どれほどの人間が生命的、とまではいわぬにしてもその個性にのっとって生き生き暮らしているものなのか
- 人間が生きるということは他人とかかずり合うことの煩わしさでしかなく、さらに言い換えれば自我の磨耗でしかない
仕事について
- 俺が、他の人間に触れ合い、繋がって生きていくためには、結局自分の仕事を通してしか方法はない。誰しもが同じことではないのか
- 人生における方向転換は、その時期が遅くなればなるほど至難になる
他人を愛することを教える
- 心の通う真の友人が、自分以外の自分であるとするなら、われわれはたとえその友人と2人きりでも、孤独でいる時の数百数千倍の充実を味わうことができる
- 博愛とか献身奉仕という人間にとって最高の美徳も、まず子供のころ自分にとっての競争者を敬い、友情を感じるという姿勢によってつちかわれるはずです
- 長幼の序といっても、青年と老人ということになれば、青年のよさ悪さを老人の体験が補い、二つの世代の融合によって、さらに大きな飛躍というものが説かれ得るはずです
国家論
- 個人主義の過剰な氾濫の背景には人権という強い衝動があるのです
- 憲法改正までに十年をかけるという意見が膾炙しているが、しかしそんな呑気なことでいいのだろうか
- その内になんとかなるだろう、誰かがなんとかしてくれるだろうという期待は、期待などではなしにたわけた責任放棄としか言いようがない
- そこで、憲法を一読すれば行政訴訟を起こしても無駄だと分かるように、私権に関する条項を修正することがまず必要だと考えます
- この日本には未だ比類のない力がある
- 日本人は、かつて日本が統治していた外国の領土について語る時、すぐに戦争の爪痕などという表現をするが、戦災は別にして日本がかつての統治領にほどこした行政まですべて否定されるべきものでは決してない
- 戦時の教育を受けただけで戦場にはいかずにすんだ我々には、彼らに対するいたずらな敵意ばかりがつのってあった。いや、あったというより、その残滓を今でも強く感じることがある
- 死の予感に晒され苛まれることのない男とは、つまり、自らの愛するもののために、場合によっては生命を賭した闘うべき義務責任を負わぬ男でしかない
- 国家というだけで、ナショナリスト、と身構えるような国は日本の他には絶対にない
- 本来歴史教育というのは、その国の風土を慈しみ、先人たちの功罪を学びながら、功の部分を今後にどう活かすかを考えさせるものです
国際関係論
- 韓国、台湾、シンガポールなど経済がうまくいっている国々は、日本が戦前に統治したことのあるところばかりです
- たとえば半世紀前のあの太平洋戦争にしても、ただ敗れたがゆえに「日本が悪かった」というような短絡的な見方で片付けるだけでは、物事の本質は一向に見えてはこない
- 私は何も一〇〇パーセント、大東亜戦争を賛美するつもりはありません。あの戦争の発端は、西欧の列強に伍して軍事国家としての日本を維持することにあったことは確かでしょう
- 日本の左翼の連中が今でもしきりにアジアの人たちにかけた迷惑を反省するのもいいが、もう少し歴史の事実の総量を踏まえてものを言ったらいい
- アジアと日本の関係を考えるとき、いつになってもきまってさきの大戦への謝意の有無が取り沙汰されるのはどうにかならないものだろうか
- このごろ中国は、沖縄県はもともと中国のものだと言い出した。尖閣諸島にしても、アメリカの占領下にあった時は何も言わなかったのに、日本に返ってきたら、中国は急に居丈高に占有権を言い出した
- 私が恐れるのは、もし日本が誰よりも相手に悔られ、その矛先が最初に尖閣諸島に向けられ日本がそれに屈した時のことである
- 中国が日本から経済援助をもらって当たり前という態度の背景には、戦争での侵略への賠償として日本が援助するのは当然だという考え方が見えすいている
- 今の日本人には中国に妙な原罪意識があるが、まずそれを払拭して中国と対等のゲームを行えばいいのだ
- 私たちはアメリカのように勝者至上主義ではない。アメリカがつぶれてしまってよいとは思っていない
- アメリカのむちゃな要求には「NO」と言えばよい
- いつの間にか日本は、国家としての意思表示を欠き、世界中のどこからも疎んぜられる「商人国家」に成り下がってしまった
- 日本がいつまでもアメリカの言いなりになっているということの意味を、日本人は、アジアのためにも深く認識しておかなければならない
- 私がアジアとの付き合いを主張し、アメリカにもはっきりものをいうべきだというと、日本国内ですぐにあいつは反米だという声が上がる
家族について
- 屈辱に耐えるということは、人間の強さを助長するのです。負けても、このままでは引き下がらないという意志を持てればいいのです
- 何だけは絶対に守るのか、何だけはとにかくはぐくみ育てていくのかという指針を持たぬのは男ではないし、それこそを男の親が語らなくてはならない
- ともかく女の性が今日ほど商品化され、女性が自分を対価計算して、女の側の打算で結婚を考えるようになった時代は今までないような気がする
- 私は自分にとっての分身が初めて誕生した時、つまり私の長男が生まれた時のことを今でもよく覚えている
- 自分を生んで育てた父母との関わり、あるいは兄弟姉妹、そしてまた自分が結婚してつくる家庭、子供、孫という連鎖の輪がどこまでも伸びていくという家族関係の存在や意義を否定することは、どんな理屈をもってしても不可能です
対中国外交について
- このごろ中国は、沖縄県はもともと中国のものだと言い出した。尖閣諸島にしても、アメリカの占領下にあった時は何も言わなかったのに、日本に返ってきたら、中国は急に居丈高に占有権を言い出した
- 私が恐れるのは、もし日本が誰よりも相手に悔られ、その矛先が最初に尖閣諸島に向けられ日本がそれに屈した時のことである
- 中国が日本から経済援助をもらって当たり前という態度の背景には、戦争での侵略への賠償として日本が援助するのは当然だという考え方が見えすいている
- 今の日本人には中国に妙な原罪意識があるが、まずそれを払拭して中国と対等のゲームを行えばいいのだ
恋愛について
- 落水覚悟で命綱もつけてかからなければならぬ相手の方が、満足も納得もあるだろうに
- 「女は早いけどねえ、男は、少なくとも半年はかかるからね、忘れるためには」
- 男は、何であろうと別れた女を気にするが、女は殆ど気にしない
愛国心の公理
- 死の予感に晒され苛まれることのない男とは、つまり、自らの愛するもののために、場合によっては生命を賭した闘うべき義務責任を負わぬ男でしかない
- 国家というだけで、ナショナリスト、と身構えるような国は日本の他には絶対にない
- 本来歴史教育というのは、その国の風土を慈しみ、先人たちの功罪を学びながら、功の部分を今後にどう活かすかを考えさせるものです
戦後民主主義の迷走
- 我々だけがいたいけなほど一途に信じているもの、それも絶対の権威に近く錯覚しているさまざまなものについて見直してみる必要がある
- 政治家がいたずらな保身のために怠惰に過ぎているなら、国民自身にそれこそ国家社会の保身のためにわがこととして考えてもらいたい
- 我々は戦後一方的に与えられたものを今ようやくその原点から見直し、今後は我々自身の手で作り直すべき時に来たといえるのかもしれない
教育論
- 心の通う真の友人が、自分以外の自分であるとするなら、われわれはたとえその友人と2人きりでも、孤独でいる時の数百数千倍の充実を味わうことができる
- 博愛とか献身奉仕という人間にとって最高の美徳も、まず子供のころ自分にとっての競争者を敬い、友情を感じるという姿勢によってつちかわれるはずです
- 長幼の序といっても、青年と老人ということになれば、青年のよさ悪さを老人の体験が補い、二つの世代の融合によって、さらに大きな飛躍というものが説かれ得るはずです
- 家庭における父性というものの意味や価値が低下し歪められてきた理由の最もたるものは、家庭での母親と父親の対比が大きく変わってきたということだと思います
- たとえば父親がもつその哲学に、子どもたちが強く反発してもいい。そこには、その反発をスプリングボードにした子どもたちの人間的な飛躍がある
- 我が家の個性、性格を決めるものは父親である、おやじである。おやじでなくてはならぬと、わたくしは信ずる
- 父性の解釈はいろいろあろうが、教育における父性とは子供をしたたかな強い個を備えた人間に育てていくことだと思います
- どうも、この現代になればなるほど、家庭の中でも、社会の中でも、父親すなわち男というもののイメージは薄れていくような気がしてならない
日本人であるということ
- この日本には未だ比類のない力がある
- 日本は、日本人が考えるほど小国ではないのです。むろん、大国意識をちらつかせて傲慢になっては嫌われるだけですが、ある種の毅然とした態度をとっていかなくては、世界の中の日本人として、世界の同心円に入っていけないと思います
- 日本人は、かつて日本が統治していた外国の領土について語る時、すぐに戦争の爪痕などという表現をするが、戦災は別にして日本がかつての統治領にほどこした行政まですべて否定されるべきものでは決してない
- 戦時の教育を受けただけで戦場にはいかずにすんだ我々には、彼らに対するいたずらな敵意ばかりがつのってあった。いや、あったというより、その残滓を今でも強く感じることがある
- ふと胸の日の丸に目がいったとき、えも言われぬ不思議な元気が出てきた
東アジア経済とその危機
- 一般の人にはあまり知られていないが、ADB(アジア開発銀行)にはすでに日本のイニシアチブで活用することが可能な「日本基金」というものがあります
- 市場が為替相場を決める、市場にまかせよう、市場はいつも善である、自由マーケットは経済の実態を反映するという、アメリカが盛んに喧伝している論がインチキであるのははっきりしている
- つまり今回のアジア危機の原因を追っていくと、経済学的アプローチでは原因を列挙できても、それだけでは説明しきれない政治的、地政学的な因子があるということです
- マレーシアもアジア諸国も日本がアメリカに継ぐ世界二位の経済大国になったことをアジアの誇りにしている
死について
- 死は最後の未知、最後の将来であるが故に人間はそれを恐れるしそれを考え知りたいと願う。
- しかし死を意識するということの、「恐れ」以外の効用があるということに案外多くの人たちが気づいていない。
- なんだ自分はもう死ぬのかという感慨は、いかに高齢であろうと当人の意識がしっかりしている限り、人間は誰しも夭折するというものかも知れない。
- たとえ百歳を越えている者でも人間は惚けていなければ、まともな意識を持ったまま死ぬ時には、間近な死を意識した瞬間、多分、「なんだ昨日生まれたと思っていたらもう死ぬのか」、と思うに違いない。
- 人間にとって最後の「未知」である死について誰もよく知ってはいるが、しかしそれが未知であるが故にも、この自分が死ぬということを信じている人間など実は一人もいはしない。
父親が子に伝えるべきものとは
- たとえば父親がもつその哲学に、子どもたちが強く反発してもいい。そこには、その反発をスプリングボードにした子どもたちの人間的な飛躍がある
- 我が家の個性、性格を決めるものは父親である、おやじである。おやじでなくてはならぬと、わたくしは信ずる
- 父性の解釈はいろいろあろうが、教育における父性とは子供をしたたかな強い個を備えた人間に育てていくことだと思います
- どうも、この現代になればなるほど、家庭の中でも、社会の中でも、父親すなわち男というもののイメージは薄れていくような気がしてならない
男について
- 私はピアスを男がしているのを見ると嫌な気がする
- 男が「男」であることの条件のひとつは
- 持つべきものは良き友とか、男の友情は、この世で最も美しきもののひとつ、などというが、それなら実際にそんな友人を持つことの出来た男がざらにいるものだろうか
- 男同士の会話の中で聞く他人の過去の体験は、時として、どんな持ちもの以上にもうらやましく感じられることがある
- 男と女の違いの一つは、男は孤独に耐えられるが、女にはそれが出来ないということではないか
老いについて
- しかし肉体への強い意識を抱きながら、肉体の老いとの戦いに必ず敗れていく人間に与えられるものは、気力をも含めて真の成熟など有形無形計り知れぬほど多くのものがあるはずです。
- 若い頃私たちはよく、健康な肉体にこそ健全な精神が宿るといわれたものです。それは真理だと思う。
- 誰しも年はとりたくはない。誰しも老いたくはない。しかし誰しも必ず年をとり老いていくのだ。
- この日本で顕著なことは六十五歳以上の年配者こそが、可処分所得と可処分時間が一番多い、つまり時間も金も豊富に使える、贅沢が可能な、生き甲斐の多い世代ということです。
- 世にいろいろ味わい深いものもありますが、自分自身の老いていく人生ほど実は味わい深く、前後左右を眺めれば眺めるほど面白く、味わい深いものはないのです。
親子関係について
- 家庭における父性というものの意味や価値が低下し歪められてきた理由の最もたるものは、家庭での母親と父親の対比が大きく変わってきたということだと思います
- 強く叱ることが慈悲なのだと自覚できぬ者に教育者を名乗る資格もありはしまい
- たとえ親が、子どもを十分食べさせることができなくても、なおその貧乏、不自由さのなかで、親は、他人が与えることができないしつけ、教育というものができるはずである
- 親は、子どもの生命が危険にさらされたときには、人間のワクを踏み出し、獣にかえってでも、親の本能にまかせて子どもを守らなくてはならぬ
- つまり日本の場合には親が子に百パーセントの可能性を信じてかかり、その夢がつぎつぎに破れていくことで、親子関係が百パーセントから減点されていく
金融奴隷列島日本
- アメリカの景気のほうがいいのは、日本から毎年毎年回っていく金で潤っているからにほかならない
- 社会資本が整備されアメリカの公共投資はほぼ終結したという。自分の国にパイがなくなったので、ゼロ金利でも大人しくしているような日本にそれを求めた
- 結論から言うと、日本のゼロ金利政策はアメリカの政策誘導によって長期化しているのだ
- 日本はたしかに負債、借金は多いが、それ以上に金融資産も多く、アメリカやヨーロッパの国々は金融資産をあまり保有していない。つまり日本の財政赤字の実情は世界で最小ともいえるのです
- アメリカは世界の基軸通貨としてのドルを好きなだけ印刷してたれ流し、そのドルを還流させることで、対外赤字一兆四千億ドルのアメリカ経済をかろうじて保っている
金融経済論
- まずは円の使い勝手をよくしたり、傷を負ったアジアに日本の民業が投資を回復できるような努力を今すぐ始める
- できることしかしない、できないことはできるやつにやらせるというある種の安易さ、つまり覇気の欠如は古今東西の故事をひもといてみれば文明の廃退のはじまりです
- いつまでもいたずらにアメリカの収奪を許している必要がいったいどこにあるというのか
- 一般の人にはあまり知られていないが、ADB(アジア開発銀行)にはすでに日本のイニシアチブで活用することが可能な「日本基金」というものがあります
- 市場が為替相場を決める、市場にまかせよう、市場はいつも善である、自由マーケットは経済の実態を反映するという、アメリカが盛んに喧伝している論がインチキであるのははっきりしている
- つまり今回のアジア危機の原因を追っていくと、経済学的アプローチでは原因を列挙できても、それだけでは説明しきれない政治的、地政学的な因子があるということです
- マレーシアもアジア諸国も日本がアメリカに継ぐ世界二位の経済大国になったことをアジアの誇りにしている
- アメリカの景気のほうがいいのは、日本から毎年毎年回っていく金で潤っているからにほかならない
- 社会資本が整備されアメリカの公共投資はほぼ終結したという。自分の国にパイがなくなったので、ゼロ金利でも大人しくしているような日本にそれを求めた
- 結論から言うと、日本のゼロ金利政策はアメリカの政策誘導によって長期化しているのだ
- 日本はたしかに負債、借金は多いが、それ以上に金融資産も多く、アメリカやヨーロッパの国々は金融資産をあまり保有していない。つまり日本の財政赤字の実情は世界で最小ともいえるのです
- アメリカは世界の基軸通貨としてのドルを好きなだけ印刷してたれ流し、そのドルを還流させることで、対外赤字一兆四千億ドルのアメリカ経済をかろうじて保っている